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Event

CRA・SBOM時代の最適解を探る 製造業PSIRT向け 実践知共有コミュニティ会を開催しました

CRA・SBOM時代の最適解を探る 製造業PSIRT向け 実践知共有コミュニティ会を開催しました
目次

こんにちは。FutureVulsカスタマーサクセスの岩田です。

2026年6月11日、フューチャー株式会社は、欧州サイバーレジリエンス法(CRA)やSBOM対応に取り組む製造業のPSIRT・製品セキュリティ実務者の皆さまをお招きし、「CRA・SBOM時代の最適解を探る 〜製造業PSIRT向け 実践知共有コミュニティ会〜」を開催しました。

 

当日は14社・25名の実務者の皆さまにご参加いただき、講演セッションとテーマ別のトークセッションを通じて、企業の枠を超えた実践知の共有が行われました。本記事では、当日の様子をダイジェストでお届けします。

開催概要

イベント名 CRA・SBOM時代の最適解を探る 〜製造業PSIRT向け 実践知共有コミュニティ会〜
開催日時 2026年6月11日(木)18:00〜21:00
会場 フューチャー株式会社 ThinkParkオフィス クリエイティブガーデン(東京都品川区)
対象 製造業のPSIRT・製品セキュリティ担当、脆弱性管理・SBOM対応の実務者
参加 14社・25名
主催 フューチャー株式会社 FutureVulsチーム
プログラム 第1部:講演セッション(ゲスト:株式会社東芝様)/第2部:テーマ別トークセッション

なぜいま、「横のつながり」なのか

日本の製造業はいま、欧州サイバーレジリエンス法(CRA)への対応や、サプライチェーン全体を見据えたSBOM管理の本格化など、製品セキュリティの大きな転換期を迎えています。一方で、参考にできる先行事例はまだ少なく、「自社単独の知見では最適解が見えにくい」「他社のリアルな対応状況を知りたい」という声を、私たちは日々のご支援の中で数多くいただいてきました。

正解がなく手探りで進むしかない状況だからこそ、企業の枠を超えて知見を共有し合える「横のつながり」を作りたい。今回のコミュニティ会は、そうした実務者の皆さまの声から企画されたものです。

第1部:講演セッション 〜東芝様の実践事例とFutureVulsの展望〜

第1部では、株式会社東芝様をゲストにお迎えし、FutureVulsの開発・推進メンバーとあわせて5つの講演を行いました。

プログラム

  • 講演①:CRA対応に向けたPSIRTの必要性(フューチャー 中川)
  • 講演②:東芝のCRAへの取り組みとFutureVulsの活用(株式会社東芝様)
  • 講演③:CRA対応に向けた今後のロードマップや展望(フューチャー 島ノ江)
  • 講演④:時代はむしろ、ひとりPSIRTだ!(フューチャー 棚井)
  • 講演⑤:Uzomuzoでのreachability(フューチャー 神戸)

※「uzomuzo(uzomuzo-oss)」は、フューチャーがオープンソースとして公開している、SCAツールでは検出できないOSSの開発停止・実質EOL(メンテナンス放棄)リスクを検出するツールです。講演⑤では、検出した依存関係が実際にコードから到達可能か(reachability)を分析する取り組みを紹介しました。

※講演の具体的な内容は、ご参加いただいた皆さまへの限定情報とさせていただきます。

フューチャーのメンバーからはCRA対応の実務戦略や技術展望を、東芝様からは組織的なCRA対応の実践アプローチと、FutureVulsを活用した現場での運用の工夫をお話しいただきました。

フューチャー株式会社 コンサルマネージャー 中川 盛之

フューチャー株式会社 コンサルマネージャー 中川 盛之製造業PSIRT向けコミュニティ会で講演するフューチャー株式会社の神戸
開発者兼プロダクトマネージャー 神戸 康多

参加者の声(アンケートより抜粋)

対応を組織的にされていることがよく理解できた。訓練なども行うまでが対応という考え方は非常に勉強になった。苦労話をお聞きできたことで、どこを押さえればいいのか具体的にイメージが湧いた。
自社の取り組みに似ていて、自分たちの方向性の正しさを確認でき、安心した。
脆弱性監視システムの内製化を試みているが、先行する大企業の経験が非常に参考になった。
サイバーセキュリティセンターのような専門組織があると、推進力として非常に魅力的に感じた。

第2部:テーマ別トークセッション 〜実務者同士の本音の議論〜

第2部では、関心領域ごとに4つのテーブルを設け、実務者同士で議論を深めるトークセッションを実施しました。テーマは次の4つです。

  • PSIRT体制・CRA対応
  • SBOM・脆弱性運用
  • FutureVuls使いこなし術
  • FutureVuls×AI

PSIRT_Community_Table
手前:「PSIRT体制・CRA対応」テーブル 奥:「SBOM・脆弱性運用」テーブル 

PSIRT_Community_Table2
手前:「FutureVuls使いこなし術」テーブル 奥:「FutureVuls×AI」テーブル

各テーブルでは、体制づくりの悩みや運用の工夫など、普段はなかなか聞けない他社の実情をめぐる議論が続き、オフィスの消灯時間(21時)を過ぎても意見交換が絶えないほどの熱気となりました。

参加者の声(アンケートより抜粋)

貴重な話をたくさん聞くことができた。このコミュニティが今後も広がって、一緒に進められることもありそう。
他社のCRAに対する取り組みが自社と同じだと分かり、安心できた。
ざっくばらんな意見交換ができて、大変有意義な企画だった。
課題感は何かなど、掘り下げた会話ができたことが非常に良かった。
もう少し時間が欲しかった。

アンケート結果:回答者全員が「次回も参加したい」

イベント後のアンケートでは、ご回答いただいたすべての方から「次回も参加したい」との回答をいただきました。CRA・SBOM対応という共通の課題を前に、企業の枠を超えた実践知の共有が実務者の皆さまにとって確かな価値になっていることを、運営チームとしても実感した結果です。

今後の展開

ご多忙の中、本会にご参加いただきました皆さまに、運営一同、心より御礼申し上げます。

今後は、コミュニティ会の定期開催や、参加企業間で継続的に情報交換できるコミュニティの構築も視野に入れ、このつながりをさらに発展させていく予定です。次回開催が決まりましたら、本ブログおよびFutureVulsのご案内メールでお知らせします。

FutureVulsの事業責任者の林からの挨拶
フューチャー株式会社 事業責任者 林 優二郎

FutureVulsは、これからも実務者の皆さまのリアルな声に寄り添い、製品セキュリティの現場を支えるパートナーとして進化を続けます。

次回のコミュニティ会にご興味のある方へ

製造業PSIRT向けコミュニティ会は、今後も定期的な開催を予定しています。次回開催のご案内をご希望の方は、FutureVulsのセキュリティメールマガジンのご登録のほどよろしくお願いいたします。

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関連情報

 

執筆者プロフィール

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フューチャー株式会社

Cyber Security Innovation Group カスタマーサクセス

岩田 涼花(いわた すずか)

役割

 同社が展開する脆弱性管理ツール「FutureVuls」のCS(カスタマーサクセス)を担当。 

略歴

  • 新卒入社後、製造エネルギー領域にて、経営管理DXや海外BPRに従事。課題抽出、データフロー・DFDの作成、エンジニアの基盤づくり・マネジメント、Looker Studioを用いたBIダッシュボード構築、他社と共同のイベント企画・運営などを担当。

  • 現在は、「FutureVuls」のCSとして、顧客への導入・活用支援や、製品価値を最大限に届けるためのサポートに携わっている。

 

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