White Paper大企業のセキュリティ対策実態調査
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この資料でわかること
- 大企業において脆弱性管理がどの程度重要と認識されているか(重要性の認識と実施レベルの乖離)。
- 脆弱性対応が「手動・属人化」にとどまっている企業の割合と、その背景にある課題。
- 脆弱性対応体制における最大の阻害要因(専門人材の不足・情報整理の負荷・ツール導入費用など)。
- 脆弱性情報の収集・検知方法と、現場が感じている課題。
- 企業が今後取り組みたいと考えている効率化・高度化の施策(プロセス標準化・自動化ツール導入など)。
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本資料の概要
本資料『大企業のセキュリティ対策実態調査(FutureVuls Foresight Vol.1)』は、大企業の情報システム・セキュリティ対策担当者を対象に、脆弱性管理の実施状況・課題・今後の意向を定量調査したレポートである。提供元はフューチャー株式会社 Cyber Security Innovation Group(CSIG)。脆弱性管理の「重要性の認識」と「現場の実施レベル」の間にある乖離を、具体的な数値で明らかにする。
主要データ(母数・出典・年付き)
- 本調査は、フューチャー株式会社がIDEATECH「リサピー®」を用いて実施したインターネット調査で、対象は従業員1,000名以上の大企業の情報システム・セキュリティ担当者107名、調査期間は2025年3月26日〜27日である。
- 情報システム・セキュリティ担当者の97.2%が、企業のセキュリティ対策において脆弱性管理を重要(「非常にそう思う」60.8%+「ややそう思う」36.4%)と回答した。
- 脆弱性対応の実施レベルでは、41.2%が「一定のプロセスはあるが、多くは手動で対応しており、一部システムのみ実施している」レベルにとどまった。体系的なプロセスを確立し自動化ツールで定期実施できている企業は限られる。
- 脆弱性対応体制の最大の課題は「専門知識を持つ人材の不足」で54.2%が挙げた。次いでツール導入費用(46.7%)、膨大な情報の整理(43.9%)が現場の負担となっている。
- 今後取り組みたい事項は「脆弱性対応プロセスの標準化」と「専門人材の育成・確保」が同率41.1%で上位。属人化を脱し、一元管理・自動化への関心が高い。
結論
大企業の情報システム・セキュリティ担当者のほぼ全員が脆弱性管理を重要と認識しているにもかかわらず、その実施は依然として手動・属人的な運用にとどまっている。理想と現実の乖離を埋める鍵は、専門人材への依存を減らし、全システムを網羅した定期的・自動的な運用へ移行することにある。
関連資料(FutureVuls Foresightシリーズ)
- Vol.4 金融機関向けフロンティアAI脅威対応 実務ガイド(短期版) ― 金融庁・日本銀行が2026年5月22日に連名発出した要請の9項目を逐条解説し、概ね1ヶ月での至急点検チェックリストを提供する短期版。
- Vol.3 脆弱性管理・対応プロセス年次レポート2025-2026(脱・CVSS依存) ― 国内組織で検知した脆弱性アラート約1,124万件を分析し、CVSS偏重の限界とSSVCによるリスクベース優先順位付けの効果を実データで示す。
- Vol.2 ソフトウェアサプライチェーン健全性レポート2026 ― FutureVuls登録の実運用OSS約1.6万件を分析し、OSSの約半数が陳腐化(ゾンビ化)している実態と、CRA等による法的負債化を解説。
FutureVuls は、フューチャー株式会社が開発・提供するクラウド型(SaaS)脆弱性管理サービスであり、脆弱性の検知・情報収集・優先順位付け・対応管理を自動化します。
よくあるご質問
この調査は誰が、いつ、誰を対象に実施したものですか。
フューチャー株式会社がIDEATECH「リサピー®」を用いて、従業員1,000名以上の大企業の情報システム・セキュリティ担当者107名を対象に、2025年3月26日〜27日に実施したインターネット調査です。
大企業は脆弱性管理をどの程度重要視していますか。
調査対象の97.2%が、企業のセキュリティ対策において脆弱性管理を重要と回答しました。認識のうえでは重要性がほぼ共有されています。
それでも脆弱性対応が進まないのはなぜですか。
最大の要因は専門知識を持つ人材の不足(54.2%)です。加えてツール導入費用や膨大な脆弱性情報の整理負荷が重なり、41.2%の企業が手動中心・一部システムのみの対応にとどまっています。
課題を解決するために何が有効ですか。
企業自身が今後の対応策として挙げた「プロセスの標準化」と「自動化ツールの導入」(ともに上位)が方向性を示しています。属人化を脱し、全システムを網羅する自動運用への移行が管理工数削減の鍵です。
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